香川県内の大学の数と高校生の進学の傾向について【8割が県外へ】

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香川県の学校

どうも、香川の大学を卒業したサトシです。

突然ですが、香川県内にはどれくらいの大学があるか知っていますか?

高校生になると進学か就職か、進学するなら県外か県内かなど悩む人も多いですよね。

「香川県内の大学に進学したい!」と思って、いざ検索してみると大学の数の少なさに驚くこともあるかもしれません。

そう、香川県には大学が少ないのです。(他の四国3県も似たようなものですが)

そこで今回の記事では香川県内の大学一覧と高校生の進学事情について、解説していきます!

それに加えて香川県内の大学に関するニュースで押さえておきたいトピックも最後に紹介するのでぜひ読んでみてください。

香川県内の大学一覧

ここでは香川県の大学と短大を一覧で挙げてみます。(専門学校等は除く)

  • 香川大学(国立)
  • 香川県立保健医療大学(県立)
  • 高松大学(私立)
  • 四国学院大学(私立)
  • 徳島文理大学香川キャンパス(私立)
  • 香川短期大学(短大)
  • 高松短期大学(短大)

なんとこれだけしかありません。

国立は香川大学の1つだけで、唯一の県立の香川県立保健医療大学は保健医療学部があるのみ。

残りはこじんまりとした私立大と短大のみという構成です。

こう言ってはアレですけど、香川県の私立大学は基本的に簡単に入れるFランク大学なので、それなりに勉強してそこそこの大学に行くのなら実質香川大学くらいしか選択肢がないという感じです。

このような状況なので、県外に大学進学する人も非常に多いのです。

香川県のサイトによると、大学進学者の8割が県外に出ている有り様。

香川県の大学生の人数(人口10万人あたり)は全国平均より少ない

「人口10万人あたりの大学生の数」という調査があるのですが、それによると香川県は全国平均より少ないということらしいです。

街に大学生が少ない=若者が少ない=活気のない衰退していく街

という予想が立ちますね。

先程も言ったように大学に進学する人の8割が県外に出ていってしまうので、街に若い人が少ないのも納得です。

ちなみに香川県の大学進学率は約52%。

高校を卒業した人の約半分が大学進学をして、そのほとんどが県外に行ってしまうのです。

では県外に行く人はどこに行くのが多いのでしょうか?

やはり多いのは関西地方、中国地方、香川県以外の四国地方になります。

詳しくは↓

▼平成26年の香川県出身者の大学進学先とその割合▼

近畿35%
関東12.8%
東海2.8%
香川16.7%
四国3県9.4%
岡山11.7%
中国4県7.1%
その他4.5%
(出典:「まち・ひと・しごと創生本部」基本政策検討チームヒアリング資料より

絶対に押さえておきたい香川県内の大学関連ニュース3選

ここ最近の香川県内の大学関連のニュースで注目すべきものを3つご紹介します。

香川大学の創造工学部、医学部臨床心理学科の新設・経済学部の改組

香川大学では平成30年4月に新しい学部として「創造工学部」が新設されました。

それまでにあった工学部の内容を引き継ぎつつ、思考力やリスクマネジメント力を高めた「次世代型工学系人材」の育成を目指しての再スタート。

また医学部ではそれまでにあった医学科、看護学科に加え、「臨床心理学科(定員20名)」を新しく設置して3学科にてスタートしました。

さらに経済学部では、

3学科→1学科5コースへの改組が行われました。

同様に農学部でも農学研究科(修士課程)での改組あり。

せとうち観光専門職短期大学2021年4月開学

元高松テルサのあったところで「せとうち観光専門職短期大学」が2021年4月より開学します。

ここは3年間で観光について学ぶことのできる専門職短期大学で、卒業すると「短期大学士(専門職)」の学位が授与されます。要は卒業したら短大卒と同じということです。

学科観光振興学科
年数3年制
定員80名

時期的に最悪のタイミングですけど、3年後世界がどうなっているのかは誰にも分からないので、希望を持って頑張ってほしいですね。

徳島文理大学の香川キャンパスが移転

現在はさぬき市志度にある徳島文理大学の香川キャンパスが令和7年に高松駅隣接部に移転。

街中は香川大学の学生くらいしか居なかったのが、これで賑やかになりそうですね。

敷地面積 約2000坪(6350m2

地上17階建て地下1階の建物に、香川キャンパスのすべての学部学科の教室、研究施設、図書館、体育館、音楽ホール、食堂を兼ね備えた「都市型キャンパス」を構想中。

徳島文理大学公式サイトより

徳島文理大学の公式サイトに書いてましたが、17階建ての都市型キャンパスってすごいですね。

高松駅隣接なら岡山県からのマリンライナー通学も可能になりそうです。

ちなみに現在の志度のキャンパスは移転後は学生の課外活動に活用予定のようです。

県内の大学生の注目するべき活動

盆栽ガールズプロジェクト

実は盆栽の産地といて有名な香川県を盆栽で盛り上げようと香川県の女子大生が奮闘しているようです。

ワークショップの開催やフリーペーパーの作成など情報発信を通して盆栽の魅力を伝えています。

屋島山上ちょうちんカフェ

屋島の夜景を活かそうと始まったカフェプロジェクト。

大学生が集まり、幻想的なちょうちんの灯りと共に屋島の夜景を活かしたカフェを運営します。

まとめ:皆さん、香川で大学生しましょうよ

いかがでしょうか?

香川県の大学事情についてのお話でした。

結論としては短大、徳島の大学を除いたら香川県には4つしか大学が無いので、毎年若者がジャブジャブ県外に行ってしまってやばいですよってことです。

この少子化の時代に新しい大学を作るのも現実的ではないので、新学部や改組、キャンパス移転などで少しでも大学の魅力を上げて、香川県内の若い力を伸ばしていくという流れになっております。

僕自身、香川県内で大学4年間を過ごしましたが、暮らしやすく良い街だと思うんですよ。

賃貸の家賃だって安いし、スーパーやドラッグストアだって充実しているし。

安くて美味しい飲食店だってたくさんあるし。

学生を受け入れるポテンシャルは十分あると思うので、あとは如何にして来てもらうか、そして地元の高校生に魅力を伝えられるかというところになるかと。

香川県で大学生しましょう!

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