香川県の有効求人倍率は全国上位?人手不足の業界・職業はどこ?

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香川県の仕事

どうも、ハローワークの求人は見飽きたサトシです。

香川県でお仕事を探そうと考えている人は、「香川県って仕事は多いの?競争率は?」など多くの疑問を抱えているかと思います。

そんな時に便利な指標が「有効求人倍率」でして、これは「求職者一人に付きどれくらい求人があるか」を示しているもの。

例えば有効求人倍率がちょうど1倍なら100人のお仕事を探している人に対して100件の求人があり、選ばなければどこかでは働けるという状態です

さてこの記事ではハローワーク高松の公的な資料を元に香川県の有効求人倍率を考察していきます。

そして人手不足の職業と人気の職業がどのようなものなのかも合わせて解説。

では行ってみましょう!

全国上位が続く香川県の有効求人倍率の推移

令和2年11月1.31(全国4位)
令和2年10月1.29(全国4位)
令和2年9月1.25(全国4位)
令和2年8月1.27(全国4位)

上記は香川県の有効求人倍率の推移と全国順位です。

見てもらって分かるように4位という全国でもトップクラスに高い水準を維持しています。

コロナの影響で令和2年の6月以降、数値を落としていますが、それでも1.25以上はキープしていて、全国的に見ると比較的仕事は探しやすい地域と言えます。(求人の内容や質は置いておいて)

ざっくり規模感で示すと、1ヶ月の間に仕事を探している人が約7500人、求人数が約1万件くらいあります(令和2年11月)

香川県の有効求人倍率が高い理由

香川県の有効求人倍率が高い理由を個人的に考えてみました。

  • 支店経済都市であり、四国に拠点を置くなら高松市を選ぶ企業が多い
  • 人口あたりの小売店が多く、それだけ求人数も増える
  • 第3次産業が盛ん

おそらく上記のような理由が考えられます。

大企業の支店や官公庁などが集まる高松市、工業地帯として発展している坂出、製造業など工場の多い西讃方面など、地域ごとに雇用があり全体的に数字を押し上げているとも言えます。

また、近年はアートや観光などで香川県の魅力が再発見されてきて、サービス業や宿泊業に従事する人も増えてきたことも理由の一つ。

高松市|年齢別の有効求人倍率

ここからは僕の住む高松市のデータを示していきます。

まずは高松市の”年齢別”の有効求人倍率について。

19歳以下1.44
20~24歳1.43
25~29歳1.43
30~34歳1.42
35~39歳1.38
40~44歳1.31
45~49歳1.24
50~54歳1.16
55~59歳1.16
60~64歳0.91
65歳以上0.79

これを見ると分かることは35歳以下は特に仕事を得る機会が多いということです。

田舎なので若い人が居ないというのも大きな理由でしょう。

香川県は大学進学で県外に行く人が多いし、卒業しても戻ってこない人も多いですからね。

35~50歳あたりの人でも全国と比べたら非常に高い数値です。

香川県には選り好みしなければ仕事はあるんですね。

高松市|職業別の有効求人倍率

保安の職業12.74倍
建設・採掘の職業4.37倍
サービスの職業2.90倍
輸送・機械運転の職業2.04倍
専門的・技術的職業1.93倍
生産工程の職業1.74倍
販売の職業1.66倍
農林漁業の職業1.46倍
管理的職業1.23倍
運搬・清掃等の職業1.14倍
事務的職業0.46倍

職業別に有効求人倍率の高い順から並べてみました。

これを見て分かることは、

  • 保安(警備員とか)、建設(電気工事や土木作業員)が圧倒的に仕事が多い
  • 介護・医療・飲食・接客・販売・営業系もかなり仕事が多い
  • 事務系は競争率が非常に高いので厳しい

求人を毎日見てても、確かに上記の求人がほとんど多数を占めています。

【有効求人数】高松ではどんな仕事の募集が多い?

ここでは「求人の絶対数」でどんな仕事が多いかを紹介します。

高松市の2020年11月の有効求人約9000件の中から抽出しました。

  • 介護(833件)
  • 飲食(679件)
  • 一般事務(600件)
  • 清掃(509件)
  • 看護師(449件)

多いのはこんな仕事です。

例えば一般事務の仕事は求人数自体はかなり多いんですよね。

でも有効求人倍率が低いのはそれだけ事務職を希望している人が多いからです。

資料によると600席の一般事務の椅子を巡って約1700人の人が事務職を希望している感じです。

【有効求職者数】高松の人はどんな仕事を希望している?

次は高松市で仕事を探している人はどんな仕事を希望しているのかを見てみます。

求職者数が7400人ほどなのでその中で希望する人が多い仕事をピックアップ。

  • 一般事務(1751人)
  • 販売(303人)
  • 介護(249人)
  • 看護師(248人)
  • 営業(206人)
  • 飲食(204人)
  • 運搬(201人)
  • 自動車運転(184人)

このように事務職になりたいという人が圧倒的に多数です。

また販売や介護、医療系もなりたいという人が多いみたいですね。

反対に、

  • 土木26人
  • 電気工事32人
  • 保安35人

と非常に少ない職種もあります。

仕事を探している人が7400人近くいて上記の職種を希望しているのはたった数十人なのです。

まとめ

いかがでしょうか?

香川県の有効求人倍率と高松市の仕事の状況についてまとめました。

本日のまとめをザックリやりましょう。

  • 香川県の有効求人倍率は全国4位の高水準
  • 選ばなければ仕事はある
  • 特に35歳以下の若手には求人が多い
  • 保安・建設・サービス業などは特に人手不足
  • 事務職は完全に買い手市場で経験者じゃないと厳しいか

こんな感じになりました。

香川県の仕事事情は有効求人倍率的にはかなり恵まれています。ただ、毎日求人を見ている実感として、繰り返し同じような求人が出ていたり、アルバイトの方がマシのような待遇のブラックな求人が出ていたりと、「質」については疑問が残ります。とはいえそんなことは全国の田舎どこでも一緒だと思うので、「選ばなければ仕事はある」という安心感を心に置いて就職活動を頑張ってみるのもいいと思います^^

ご精読、ありがとうございました!^^

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